大人の恋愛~背徳の行方~
螢が出て行ったあと、真紀は、どうしたら良いのか考えていた。

「絶対に、NYに付いて行く!!!」

心に強く思い、螢を納得させるための、強行手段を考えていた。

高丘に電話を入れたら、幸子が、

「来ているわよ。早く二人で、きちんと話しなさい。」

と、言われ、真紀は、実家に泣きついた。

実家の両親を巻き込んで、螢を納得させる手段に出たのだ。

このことが、後々、離婚の引き金になるとは知らずに、真紀は
自分の我儘を貫いた。

週末、螢は、松平の家に呼ばれ、

忠義から、

「螢君、真紀は一緒に行きたがっているんだ。連れて行っては
 どうかな?
 凛の為にも、NYで、育てば、国際的になるだろうし、それに
 やはり家族がバラバラというのは、決して良くないよ!!」

「それは、そうですが、僕は、向こうに行けば、暫くは余裕が
 ありません。
 そうなると、誰も知らない場所で、大変な思いをするのは、
 真紀です。
 僕は、真紀の為を思って、日本に残るように言ったんですが!?」

「でも、真紀は、君と一緒が良いと言っているんだ。
 真紀が良いのだから、それでいいのではないのか!?」

「・・・・・・・・・・・・」

螢は、義父からそこまで言われると、何も言えなかった。

その様子を見ていた、真紀は、にやりと笑い、これで真紀は
NYに付いて行けると判断した。
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