大人の恋愛~背徳の行方~
螢が居酒屋に着くと、既に梨桜が来ており、梨桜と環と蘭子が理を支えていた。

「全く、理、何やってんだか!?」

「なんか、珍しく、彼女に振られたらしいよ!?」

「へぇー、最近の理は、振られることが多くなってきたのか?」

「良く解んないけど、『私では、理は無理!』って言われたらしいですよ」

と、蘭子が話すと、環が

「螢さんと梨桜を見ていると、自分も本気の恋愛が出来るんじゃないかって!
 そう言って、最近は、真剣に付き合おうとするんだけど、なかなか上手く
 行かないみたいで・・・。でヤケ酒に付き合わされる、男どもは、理に
 潰されて、既に帰って行ったし、私達ではどうにもならなかったので、
 梨桜に電話したんです。」

「そうか、済まなかったね! 梨桜、理の鞄持ってくれる!?」

「うん、解った。」

螢は、理を担ぎながら、梨桜に鞄を持たせ、タクシーを止めた。

そして、螢は、家に電話をし、

「母さん、悪いんだけど、理が酔っ払ってこれから帰るけど、
 悪いけど、客布団、一組、出しておいて・・・・」

「うん、頼むね!」

電話を切ると、螢が、

「梨桜、今日は、家に泊まって。理がこれじゃー、一人じゃ大変だから」

「えっ、でも、こんな遅くに・・・大丈夫?」

「あぁー、大丈夫。迷惑かけたのは、理なんだから。梨桜は、もう
 お風呂も入ったんでしょ!?」

螢は、梨桜が、すっぴんで、メガネをかけていることで、
お風呂上がりだと気が付いていた。
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