大人の恋愛~背徳の行方~
「ちょっと、理、どうしたの?梨桜ちゃんは、なんだって?」

幸子は、気になって仕方がない・・・・

「母さん、ちょっと黙っていて!    

 梨桜、これからそっちに行くから、待っていて!」

理は、電話を切ると、幸子に

「梨桜が、留学の話を出したら、螢は、『俺を捨てて行くのか』って
 怒って、帰ったらしい!?」

「えっ・・・・そんな・・・・だって、梨桜ちゃんにとっては、名誉
 な事でしょ!それに、一生外国に行っているわけじゃないでしょ!?」

「あぁー、たった1年半でしかないのに・・・・全く螢は・・・・
 俺、ちょっと、梨桜の所に行って来る。」

「うん、そうしてあげて・・・・。にしても、螢・・・・・・」

幸子は、理の話を聞きながら、螢の梨桜に対する、異常な執着心が
心配になった。

元々、人に対して、執着を持つ子ではなかったが・・・

これが梨桜の事になると、そうではないらしく、幸子の
考えの範疇を超えている螢に、幸子は、成すすべがなかった。
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