大人の恋愛~背徳の行方~
年が明け、螢は、真紀と順調に交際を続けている。

そして、理も、いよいよ就活が始まり、理は、会社説明会や
入社試験に励んでいた。

ある日、久しぶりに会った二人は、

「理、就活、頑張っているか?」

「あぁー、まぁー、ぼちぼちだな!?」

「螢、ところで、今、誰かと付き合っているのか?」

「・・・・・あぁー、今度紹介するよ。・・・」

「じゃー、本当に梨桜の事は、もういいんだな?」

「・・・・・あぁー、そうだな・・・・」

「じゃー、俺が告白してもいいよな!?」

「えっ・・・・理・・・・・・」

「螢が、梨桜を見捨てた時、俺が梨桜の側にいたんだ。
 それくらいいいよな?俺は、最初っから梨桜が好きだったんだから。
 今、梨桜は、向こうで頑張っているし、
 たまに連絡が入ると、毎日が大変でくじけそうになるけど、環と
 二人で、励まし合って頑張っているってさ!
 俺は、そんな頑張り屋の梨桜が好きだ。
 もう、螢には遠慮しないからな!」

理は、螢にそう言い残すと、部屋に入って行った。

螢は、呆然と理の告白を聞き、その陰で、もう一人、
その会話を幸子が聞いていた。
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