大人の恋愛~背徳の行方~
螢は、理の告白を聞いてから、また心が揺れた・・・・

「理が・・・・梨桜を・・・・・」

気が付くと、そんな事を考えている。

そして、そんな螢と一緒に居る真紀は、偶に螢の心が、自分に向いていない
のではないかと、不安に駆られるような事が度々あり、

真紀は、意を決して、バレンタインで、

「螢・・・好きよ。愛してる。ねぇー、結婚しよ・・・!?」

「真紀・・・・・結婚って・・・・俺達、まだ付き合ってそんなに
 経ってないじゃないか・・・・・」

「でも、私も、今年、25歳よ。約束が欲しいのよ。
 それに、両親も螢を連れて来いって・・・・・螢、私とは、
 結婚出来ない?」

「否、そういう意味じゃなくて、俺もまだ仕事だけで手一杯だし
 なかなか家庭を持つには、正直、まだ自信がないんだ・・・。」

「解ったわ。じゃー、親にだけは、会ってくれる?」

「・・・・解ったよ・・・挨拶だけな!」

この時の件が、後々、螢を後戻りできなくするのであった。
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