大人の恋愛~背徳の行方~
理が、梨桜との電話を終えると、再び、食卓に戻ると、幸子が

「梨桜ちゃんから、電話だったの?」

「あぁー、予定より早く日本に帰って来たらしい・・」

「元気みたい?」

「うん、元気みたいだよ。母さんも明後日の卒業式に会えるよ・・・」

「そうね。楽しみだわ。ところで就職先がどうのこうのって?」

「あぁー、梨桜は、留学先の教授から、ナショナル証券を紹介された
 らしくて、4月から本社勤務だって・・・」

「・・・あら・・本社なのね!?」

「うん、梨桜と環は、向こうでもかなり実績を残したらしくて
 向こうの教授が紹介したらしく、そのうち海外勤務かもしれない」

隣に座っている螢の顔色が、段々青くなってきているのが解った。

「とにかく、明後日、久しぶりに会えるから、楽しみだよ!
 ごちそうさん!!」

理は、そう言い残すと、席を立った。

食卓に残された三人は、気まずい雰囲気でいたが、幸子が

「螢、あなた、本当に真紀さんでいいの?
 母さんは、あなたが選んだ人だから、何も言わないけど、
 螢には、幸せになって貰いたいのよ・・・・
 あなたが間違った選択をすると、苦しむのはあなただけでは
 ないのよ。
 それだけは、肝に銘じておいてね・・・・」

「今さら、結婚できないなんて、言えないだろ!!!!!」

螢は、大声で怒鳴った!!!
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