大人の恋愛~背徳の行方~
引っ越しも無事に終わり、今日は、卒業式。

卒業式の会場に行くと、既に環と蘭子が来ていた。

環の母と蘭子の母に、梨桜の母、聡子がお礼を言い、世間話をしていると
理が、幸子とやって来た。

「理!! 久しぶり!!」

環が、大きな声を張り上げ、理を呼んだ。

「おぉー、久しぶり、元気にしてたみたいだな!?」

「うん、お陰様で、ねっ、梨桜!!」

「うん、久しぶり!! あっ、おばさん、ご無沙汰しております。
 母さん、こちら、高丘 理さんのお母さんで、お世話になったの!」

「まぁー、それはそれは、梨桜の母です。梨桜が、お世話になりまして。
 こっちにいるのが、妹の香奈です。」

「いいえ、こちらこそ、息子たちが、梨桜ちゃんにはお世話に
 なりっぱなしで・・・・今度また、理と梨桜ちゃんが、同じ
 職場になるようで、これからもよろしくお願いします。」

幸子が頭を下げると、聡子も頭を下げた。

その時、理は、聡子の隣にいる、梨桜の妹の香奈の顔をまじまじと
見ていた。

その視線に気が付き、香奈が理の方に向くと、理はいつもの笑顔で
挨拶をした。

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