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「それからすぐ、離婚して…今はみゆと二人だけの家族です」
「だから、あんなにフラフラになるまで切り詰めて生活して?」
「はい。実家も頼れないし、養育費も貰えないし…恥ずかしいんですけど、お給料のほとんどが家賃とか生活費、保育園のお金にとんでて。それでもみゆには不自由な思いさせたくないから、この先の為に少しずつでも貯金もしてて…」
「…そりゃ体ももたないわけだろ」
奥の部屋からはハルと遊んでいるらしい
みゆちゃんの可愛い声が聞こえてくる。
「じゃあ…もう一つ」
「…?」
「何であの日、俺のこと受け入れた?」