生まれ変わる光
「……約束して? ずっと星を見続けていることを。そしてどうか、わたしをずっと見ていて。あの星空で輝く、わたしの姿を……」
彼女の言葉に、すぐには返事をすることが出来なかった。
嗚咽さえも漏れない。
ただ涙が止まることなく、音もないまま流れるばかりで……。
多分僕の顔は、涙でぐちゃぐちゃだったと思う。
庭で今もなお飛んでいるホタルの光も、ぼやけてよく見えなかった。
「――ああ、約束する」
ひたすら涙を流し続けた末に、やっとのことでその一言を喉から絞り出した。
その瞬間、大粒の涙が僕の頬をさらに濡らした。
視界は不良。
ホタルも君も、そこに居るのか居ないのかさえわからない。
「……ありがとう」
彼女がそう言った時、彼女と繋いでいる手の甲の上に、冷たい雫が落ちてきた。
ポタポタ、ポタッ、ポタ……。
空は快晴。雨など降っていない。
ああ……そうか。
君も、悲しんでいるのか。
その雫は雨でもなく、僕の涙でもなく……彼女の涙だった。