青空の下へーその手に願いを込めてー
そのまま先生の顔が近づき、恥ずかしさからぎゅっと目をつぶった。

……こつん。

「……え…?」

私はおでこに何かがあたる感覚がして、そろりと目を開けてみる。

「……脈拍が上がってる上に、おでこも熱い」

目を開けると同時に、先生がつぶやいた。

どうやら先生は、私のおでこに自分のおでこをくっつけているらしい。

そのまましゃべるものだから、吐息がかかり、くすぐったい上に、ものすごく恥ずかしい。
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