最強女総長×俺様総長


棗「杏浬、どうしてあんなこと言ったの?」


棗が背中を擦りながら聞いて来た


杏「だっ、って…りんりんっ、とらっれ、るとっ思ったんだっもん」


棗「そっかー。杏浬、凛のこと大好きだもんね」


杏「(コクン)」


棗「でもね、杏浬。凛は昔から人にもの扱いされるの一番嫌ってただろ。もちろんあたしらも人にもの扱いされるの嫌だろ?」


杏「う、ん…ひっく」


棗「杏浬は凛をもの扱いしたんだよ?凛はあたしらのものだって…」


杏「そ、れは…」


棗「咄嗟に出た言葉かもしれない。でもね、その一言で相手に嫌な思いさせることだってあるんだよ?それに今回の作戦は凛が頂点に立つ者として考えた末のことなんだよ?あたしらは煌凰の中を切りまとめるので精一杯なのに凛は煌凰だけでなく他のチームのことも考えてるんだよ」


棗の言う通り…


でも…あたしは…


万「凛が俺等から離れて行くと思ったんだろ?」


ドアにもたれてた万浬が言った


杏「(コクン)」


やっぱ双子だなー


万浬にはいつもあたしの気持ちがバレる


必死に隠してるのがバカみたいに思う…



< 476 / 769 >

この作品をシェア

pagetop