最強女総長×俺様総長
棗「杏浬。その不安はあそこにいた人たち全員が思ってたことだよ。凛は三年前もあたしたちの前から姿を消した。その恐怖をまた味わいたくないのはみんな同じ…」
棗が悲しい瞳で言った
杏「三年、ひっく前みたいな、こと嫌だよ……」
三年前、りんりんはあたしたちから姿を消した
あたしはあの時りんりんが失うことが怖いと実感した
もう二度とあんな思いしたくない…
棗「そうだね…嫌だね。だからあたしたちが側にいるんじゃん!」
杏「?」
棗「三年前はあたしたちが凛のことお荷物だと思われて姿を消した。今は、そんなこと言うやつは煌凰の中にはいない。みんな凛のことが大好きだからね。そんな奴らがいてもあたしらが凛の耳に入れないように手配することもできる。ね!三年前と違うでしょ?」
杏「そ、だけど…」
棗「だけど?」
杏「あたし、りんりんにひっく嫌われたっ…」
あたしはあの時、りんりんをもの扱いしてしまった…
りんりんが一番嫌がることを…
棗→万「それは…「あとは自分で考えろ」
棗の言葉を遮って万浬が言う
棗「万浬…」
万「これ以上俺たちが言うことはない。帰るぞ、棗」
万浬は棗の腕を取り立たせ、寝室のドアまで引っ張る
杏「ば、んり?」
万「ヒントは与えた。よーくこのことを考えるんだな。
凛がどんなやつなのかもな」
万浬はそう言って棗と一緒に部屋から出て行った