~宿命~
元気を取り戻し、やる気満々でカウンター席から勢いよく立ち上がる。
明隆:「ふっかぁぁぁつ!!よっしゃ!次の仕事に行くぞ!安居、立てぇ!!大仏、付けといてくれ。後でまた来るから。」
雄叫びを上げて安居の手を引き次の任務をもらいに公衆電話へ向かった。

黒い封筒の場所を本部から聞き、中を確認した。
明隆:「おっ!ランクSの任務や!ターゲットの写真と人数と最善ルートの情報収集だとよ。余裕やな!」
安居:「もぅ。ナメてかかると怪我するよ。まっ、元気になって良かった。」
明隆:「俺はもう、くよくよしねぇ!砕け散ったる!」
拳をつくり目の前に突出して言った。
安居:「砕け散られたら私が困るよ~。頼りにしてるよ!」
安居は嬉しそうに笑い、俺の背中をポンと叩いた。
明隆:「んじゃ、行こうぜ!」
安居:「うん!」

俺らはお互いの士気を高め、目的地である山へ向かった。
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