~宿命~
明隆:「マジかよ…。」
安居:「マジ…だろうね。」
俺らは1時間かけて目的地の麓(ふもと)にやってきた。
しかし、ターゲットが存在する小屋はここから1時間以上かかる中腹にあった。
俺は山で修行を積んだ経験があったから問題ないが、安居は違う。
いくら身軽な彼女でも木の根を掴み寄せ、高さ10メートルはある崖をよじ登る力がない。
そこで俺は安居にある提案をした。
明隆:「なぁ。ちょいと“カケ”をしないか?」
安居:「こんな時に何言ってんのよ!」
目付きが鋭くなり、俺の動きを止める。
安居:「女だからって甘くみないで!どうせ、私を危険にさらしたくないとかって思ってるんでしょ?お願いだから信じてよ!」
さすがはパートナーだと思った。
強い意志を持ってる奴ほど弱者と思われたり足手まといとされた時、興奮させる体内物質の分泌量が増加し、脳から筋肉細胞へ伝わって通常では有り得ない力を発揮する事がある。
安居:「マジ…だろうね。」
俺らは1時間かけて目的地の麓(ふもと)にやってきた。
しかし、ターゲットが存在する小屋はここから1時間以上かかる中腹にあった。
俺は山で修行を積んだ経験があったから問題ないが、安居は違う。
いくら身軽な彼女でも木の根を掴み寄せ、高さ10メートルはある崖をよじ登る力がない。
そこで俺は安居にある提案をした。
明隆:「なぁ。ちょいと“カケ”をしないか?」
安居:「こんな時に何言ってんのよ!」
目付きが鋭くなり、俺の動きを止める。
安居:「女だからって甘くみないで!どうせ、私を危険にさらしたくないとかって思ってるんでしょ?お願いだから信じてよ!」
さすがはパートナーだと思った。
強い意志を持ってる奴ほど弱者と思われたり足手まといとされた時、興奮させる体内物質の分泌量が増加し、脳から筋肉細胞へ伝わって通常では有り得ない力を発揮する事がある。