偽りの婚約者
復讐の事を両親には一切話してはいないが、今までの事情を知っている父の弟である叔父夫婦に相談すると協力すると言ってくれた。
安西千夏とはお見合いで知り合えば良いと叔父夫婦が
お見合いに関しての設定から全てを引き受けてくれて、両親の代わりにお見合いの席にも出てくれる事になった。
お見合いの一週間前に、北川商事の創立記念パーティーがあった。
安西千夏がどんな女なのか気になっていた俺は時々、彼女がいるテーブルに目を向けて彼女を見ていた。
小柄で色白、顔立ちは美人ではないが大きめの目が印象的だった。
しばらくすると、みんなお酒を飲んでいるせいか決められていたテーブルも飲みたい人同士が集まり会って、子会社も課も関係なくなんなのか訳が分からなくなっていた。
俺は動かずにビールを飲んでいると、先輩がこっちにやって来た。