偽りの婚約者
「あっ、と、とう……じょうさん?」
「男と一緒でも構わないだって?勝手な事ばっか言ってんじゃねぇよ」
千夏を傷つけたくなくて復讐をやめると決めた。
お前が傍にいてくれないと――――――。
他の男になんて渡さねぇ。
「俺には心配する権利はないような事を言ってたな?だったらっ―――――――――――――」
固って茫然と俺を見ている千夏の唇を塞ぎ深いキスをする。
苦しそうに喘いだ彼女を一旦放した。
「私は偽の婚約者で、ただの協力者で復讐が終わったら何の関係もなくなるんでしょ?」
違う。
お前が誰よりも大事なんだ。