HELP
上から目線の批評は素人にありがちなことだが鈴音は気にしない。なぜなら、常にそうやって生きてきたからだ。人間という生き物は変えようと思っても、生き方をすぐ変えることなんてできないし、性格を変えるなんて尚更だ。性格に問題があるのならば、それを個性として生きていき、長所にまで昇華させていけばいい、それが彼女の持論だ。
「鈴音が本を?」
「いけない?」
「いや、むしろ新たな魅力を発見した。発見する前段階は好奇心が先行する。好奇心があってこそ発見を見いだす。言いたいことがわかるかな?」
恭一は鈴音を試すように不適に笑った。時折、意地悪な面があり、憎たらしい面が、彼にはある。それもまた魅力的なわけだが。
「鈴音が本を?」
「いけない?」
「いや、むしろ新たな魅力を発見した。発見する前段階は好奇心が先行する。好奇心があってこそ発見を見いだす。言いたいことがわかるかな?」
恭一は鈴音を試すように不適に笑った。時折、意地悪な面があり、憎たらしい面が、彼にはある。それもまた魅力的なわけだが。