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 「いずれは某有名私立大学に入学させて、まずは弁護士にでもなって、政治家はそれからでも遅くないわね。絶対遅くない。だから息子には、今の内にしっかりと勉学に勤しんでもらわないと」
 典型的な教育ママの一面を絹枝はのぞかせた。
 この家庭に生まれなくて心底よかった、と胡桃は引きつった表情を見せつつ思った。元来が顔に出やすい。勉強も大事だが、若い内だからこそ学ぶこともあるはずだ。
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