HELP
「社長!次の予約の方が」と受付女子。
「あら、もうそんな時間。今日はお互いの距離が縮まったわね。今度お茶でもしましょう」
絹枝は満足気な表情を浮かべ、ブランド物のバッグを片手にサロンを後にした。その入れ替わりにやってきた予約の客は男だった。それは渦潮の中心部に引き寄せる、恭一だった。
「今日も来てしまったよ」
安定感と安心をもたらす笑みを恭一は向けた。定期的に歯医者に通っているのだろう。煙草を吸う彼の歯列には着色はなく、着ているシャツよりも白かった。
「嬉しい」
と甘え声を胡桃は差し出す。
「後ろ向いて」
成すがままに胡桃は彼に背を向けた。すると胡桃の首回りに彼の手指全般が繊細に侵入し、その指先が肩口へ下降し、腰先をなぞり、止まった。
胡桃はぞくぞくした。背後に弱い。何をされるかわからないという一種の恐怖めいた欲望
「あら、もうそんな時間。今日はお互いの距離が縮まったわね。今度お茶でもしましょう」
絹枝は満足気な表情を浮かべ、ブランド物のバッグを片手にサロンを後にした。その入れ替わりにやってきた予約の客は男だった。それは渦潮の中心部に引き寄せる、恭一だった。
「今日も来てしまったよ」
安定感と安心をもたらす笑みを恭一は向けた。定期的に歯医者に通っているのだろう。煙草を吸う彼の歯列には着色はなく、着ているシャツよりも白かった。
「嬉しい」
と甘え声を胡桃は差し出す。
「後ろ向いて」
成すがままに胡桃は彼に背を向けた。すると胡桃の首回りに彼の手指全般が繊細に侵入し、その指先が肩口へ下降し、腰先をなぞり、止まった。
胡桃はぞくぞくした。背後に弱い。何をされるかわからないという一種の恐怖めいた欲望