不機嫌honey
最近ますます成長したユウリ。



王子様って、こういう人をいうんだと思う。



アツシに向けた笑顔で大御所の女優さんたちまでキュン顔になってるもん。



「お前はマジでかっわいいなぁ~。この後ヒマならお兄さん、ご飯連れてってやるよ」

「本当!?僕お肉がいい!!」

「肉か?今高いとこ予約してやるから」

「安いのでいいよ。冬はいっぱい食べるし」



ラッシュの機嫌取りに成功したユウリは、いっぱい食べるつもりだ。



あたしも連れてってくれるのか?



「あっちゃん、あたしは?」

「いいぞ。お前は少し太れ。腕なんか…生きてて折れねぇのか?」

「折れねぇよ。太ると怒られる」

「若いんだから食え!!」



アツシ兄さんがご飯を奢ってくれることになりました。



ため息をついてるリキは無視!!



「レオさん、生シュリさんです!!顔小さい…スゴいスゴい!!」



ん?



見たことない顔。



あたしの澪王に触ってるのは、どこのブス?



「はしゃぎすぎだ、モネ」

「でも公の場には出ないって噂だったんですよ!?実は存在しないんじゃないかという都市伝説的な噂まであるのに!!」



だから誰だよ。



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