お嬢様になりました。《番外編》
カルロに促され部屋の中に入ると、お花のいい香りがした。


部屋中お花の香りに包まれていて、部屋の中じゃないみたい。



「こっちだよ」



カルロはニコッと笑い私の手を取ると、部屋の奥へと足を進めた。


香りだけで癒される。


カルロが足を止め、振り返った。



「目を閉じて」

「……分かった」



言われるがまま目を閉じると、カルロにゆっくり手を引かれた。


恐る恐る足を動かしていく。


再び立ち止まると、「目を開けて」と言われ素直に目を開けた。



「わっ……これ……」



部屋中にお花、そして絵画や写真が飾られていた。


写真にはカルロも一緒に写ってるものもあって……って、あれ?


描かれてるのと写真に写ってるのって……。



「アンジェリカだよ」



…………。


…………。



「……はい?」

「僕の愛するアンジェリカだよ。 凄く癒し系でしょ? 生きてるときに会わせたかったよ」



これがアンジェリカ……。


想像してたアンジェリカと違いすぎて、頭がついていかない。


どの辺りが私に似てるか誰か教えて……。





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