お嬢様になりました。《番外編》
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「あ、お帰り」



オヤジの仕事の手伝いを終え家に帰ると、会いたくもねぇ奴が俺の部屋でくつろいでいた。


何で東條がここに居んだよ。



「勝手に人の部屋でくつろいでんじゃねぇよ」

「居ないのが悪いんだろう」



こいつ……。


相変わらず腹立つ野郎だな。


ソファに座り、東條と向かい合った。



「で? 用件は何だ」

「最近葵とはどうなの?」

「お前には関係ねぇえだろ」

「関係ない事はないだろ? こんな事ならあの時無理矢理にでも、葵を俺のものにしておけばよかったかな」



人に聞いておきながら何でも知ってますみたいな顔しやがって……。


葵は誰にも渡さない。


俺はあいつを手放したくない。


それでもあいつを一番傷つけてるのはたぶん俺だ。


それはそれとして、俺だってそれなりにあいつのせいでイラついてんだよ。


カルロの奴とあんなに仲良くしやがって……葵とカルロが一緒にいるところを思い出すだけで、想像するだけで腹立つ。





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