お嬢様になりました。《番外編》
アンジェリカの写真や絵を隆輝に見せながら、楽しそうに紹介するカルロ。


隆輝は開いた口が塞がらないといった感じで話を聞いている。


驚き過ぎて、話しなんて聞いてないかもしれない。



「ちょっと待て……お前がずっと言ってるアンジェリカは本当にこいつなのか?」

「こいつなんて言い方しないでもらいたいな。 今でも愛してるんだから」



隆輝は拳を作り、プルプルと震え始めた。


キ、キレる……?



「アンジェリカって犬じゃねぇかよ!!」



そう、アンジェリカは誰がどう見ようと立派な犬だ。


綺麗なロングヘアーのヨークシャテリア。


私の鞄に付けられた真っ赤なリボンを頭に付けている。



「あれ? 言わなかった?」

「聞いてねぇよ!!」

「アンジェリカのキラキラした瞳も艶やかなストレートのロングヘアーも、端整な顔立ちも葵にそっくりだと思わない?」



アンジェリカの写真を私の顔の横に持ってくると、うっとりした顔で見比べるカルロ。


勘弁してよ。





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