お嬢様になりました。《番外編》
白を基調とされた部屋のところどころに、アクセントとして黒色の家具が置かれている。


隆輝らしいというかなんと言うか……少しだけ寂しい気もする。



「適当に座ってくれ」

「あ、うん」

「水でいいか?」

「あ、うん」



私はソファーに腰掛けた。


部屋に設置された小さな冷蔵庫からペットボトルの水を出すと、それを渡された。



「ありがとう」



意外と喉が渇いていたのか、ゴクゴクと飲んでしまった。


隣に隆輝が腰掛け、緊張が走った。


落ち着かない気持ちになりキョロキョロしていると、隆輝も落ち着きをなくしているように見えた。


そわそわしてる?


何で?



「な、なぁ……」

「な、何?」

「…………」



えぇ!?


む、無言!?


っ!?


隆輝が急に立ち上がり驚いていると、いきなり抱き上げられ頭の中が真っ白になった。





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