お嬢様になりました。《番外編》
「ちょっ、ちょっと隆輝!?」



優しく下ろされた場所はベッドの上だった。


いきなりベッド!?


絶対今の私顔真っ赤だよ!!


ベッドの上に二人で向かい合って座り込み、見つめ合った。


心臓に悪いよ。



「俺の言った事覚えてるか?」



言った事?


いつ?


どれ?


首を傾げると、隆輝が苦笑いを浮かべた。



「開けたら思い出すだろ」



そう言って差し出されたのは、綺麗に包装された長方形のボックスだった。


戸惑いながらもそのボックスを受け取った。



「開けていいの?」

「お前の為に買ったんだから当たり前だろ」



ドキドキしながら包装紙をとり、ボックスを開けると、ハートのネックレスが入っていた。



「これ……」

「付けてやるよ」



首の後ろに手を回され、身体が密着する。


抱きしめられてるよりもドキドキする。


身体が離れ、胸元に手をやりネックレスに触れた。



「何泣いてんだよ……」

「だって……っ、もう、嫌われたかと思ったっ……っっ」

「それ、俺の台詞だから……」



隆輝に抱きしめられ、私は隆輝の背中に腕を回し、ギュッと抱きついた。





< 75 / 83 >

この作品をシェア

pagetop