《改稿中》V系霊媒師「咲邪」†SAKUYA†《改稿中》
 忠恒は瞳を閉じて霊力を高める。そのタテガミが逆立ち黄金色のオーラがテディベアから放たれる。


「物の怪共、貫かれて崩れ落ちるがいい。此方にその方共の居場所は無き物と知れ」


 オーラが一本の柱となり天空を貫いた。


「紫電一閃」



  ピシィッ ドドォォォォン!



 その巨人の身体は紫の光に包まれた。



  ヌォォォオオオン



「声を出すとは! 霊術を操るな?」


 地の底から聞こえてくるかのようなうめき声を上げる巨人。


「怖いよ、助けて」「ミギャァァァァア」「ギャン! ギャン!」「殺さないで」「コロシテヤル」「ァオォォォォン」


 巨人のまとった光は呼吸するように明滅を繰り返している。


「ユッキー、効いてないわっ?!」

「解っておる、案ずるな霊媒師。ううむ、驚天動地!」


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