スイート・プロポーズ
「あ、小宮さんもいります? 俺の名刺」
薫は名刺入れから、名刺を一枚取り出す。
「ありがとうございます」
名刺には、お店の名前や番号が書かれていた。
「美琴に・・・・・・いえ、何でもないです」
何か言いたげではあったが、円花は追求しないことにした。
結局、これは当人同士の問題なのだ。
「あ・・・・・・」
円花の視界に、夏目が映り込んだ。
その隣には、リリの姿がある。
「・・・・・・」
「夏目さん、ですよね? 今の」
「そう、ですね」
お互い、妙なところを見られた。
夏目とリリはバーへと姿を消し、見えなくなる。
「夏目さん、カッコイイですよね。モテるでしょう?」