スイート・プロポーズ
―――・・・・・・。
部屋に戻ってすぐ、円花はバスタブに湯を張った。
入浴剤を入れて、乳白色のお湯に肩まで浸かり、疲れを落とす。
「あ、充電・・・・・・」
携帯の充電が残り僅かなことを思い出す。
昼間、何度か電話がかかってきたし、コンビニで充電器を買うことも忘れていた。
「う〜ん・・・・・・仕方ない。買いに行こ」
明日帰るわけだし、もしかしたら充電も持つかもしれない。
けれど、不安は残る。
円花は上着を羽織り、部屋を出た。
「出かけるのか?」
部屋を出た瞬間、ちょうど戻ってきたばかりの夏目と鉢合わせた。
「充電器を買いに、コンビニまで」
「充電器? あぁ、忘れたのか」
状況を理解した夏目が、やれやれと肩を落とす。