スイート・プロポーズ
怯えてしまう自分が、ちょっと情けない。
「小宮、お前の言ってることは正論だ。お前から見ればな」
「私、から?」
円花が首を傾げると、夏目が楽しげに笑った。
「忘れたのか? 俺はお前に、告白したんだぞ」
「・・・・・・?」
「好きな女が、他の男と話しているんだ。嫉妬しても、おかしくないだろう?」
「う・・・・・・っ」
そういう事を言う夏目が、とても憎らしい。
夏目の胸を押し退け、円花は距離を取る。
(心臓に悪いわ、この人)
好きな女、とか堂々と言わないでほしい。
充電器を握り締め、円花はチラリと夏目を横目で見る。
「・・・・・・部長は、私のどこがいいんですか?」
「どこ?」
もう、聞いてしまえ。