スイート・プロポーズ
運ばれてきたデザートに、美琴は嬉しそうな笑顔を浮かべる。
「それに、あんたが部長を好きになる可能性だってあるわけだし」
「告白されたから好きになるって、現金すぎない?」
抹茶パフェの白玉を、パクリとスプーンで口に運ぶ。
「相手を意識したきっかけが告白だった、ってだけの話よ」
クリーム餡蜜に、満足感溢れる笑みを浮かべている美琴。
「まぁ、うん。・・・・・・あ、そうだ。ちょっと買い物につき合って」
「いいけど、何買うの?」
「リップグロス。ちょうど使い切っちゃったし、春らしい色のでも買おうかな、って」
抹茶アイスのほのかな苦味が、口の中に広がる。
「あ、いいわね。私も新しいの欲しい」
「季節が変わると、いろいろ目移りしちゃうのよね」