スイート・プロポーズ
店を出て、美琴は大きく伸びをする。
「無駄遣いしないよう、見張っとかなきゃね」
「アハハ、よろしく」
朗らかな春の陽射しを浴びながら、円花は友人と共に休日を謳歌した。
―――・・・・・・。
月曜日。
一番乗りは円花。
数冊の雑誌が入ったコンビニ袋をデスクに置いて、上着を脱ぐ。
「シュレッダーのゴミは・・・・・・満杯か」
いつも通り、雑務をテキパキとこなしていく。
コピー用紙の補充や、観葉植物への水やり。
それらを済ませてから、ゴソゴソと買ったばかりの雑誌を取り出す。
情報収集も、大事な仕事だ。
「・・・・・・」
チラチラと、デスクの時計に目が行く。
(もうすぐ部長が出社してくるはず)