スイート・プロポーズ
告白されたわけだし、多少なりとも、相手の反応が気になる。
(慌てたりはしないだろうし・・・・・・照れたり、とか?)
想像できなくて、雑誌に意識を戻す。
「・・・・・・集中できない」
広げた雑誌に突っ伏して、円花はデジタル時計を凝視する。
48秒・・・・・・52秒・・・・・・1分。
時間は規則的に、狂うことなく進んでいく。
(しっかりしろ、私)
顔を上げて、雑誌のページをめくる。
(あ、うちの化粧品載ってる)
こういうのを見ると、単純に嬉しくなる。
美琴と買ったリップグロスも、店員から売れ行き良好と言われた。
早速、今日から使っている。
(いい色よね。春にピッタリ)
思わず微笑んでしまう。