スイート・プロポーズ
(う〜ん・・・・・・やっぱり、整った顔してるわよねぇ)
入社した当初から美形だと思っていたが、最近は歳を重ねて出て来た色香のようなものまで加わって、いい男として更に磨きがかかったように見える。
(なんで私に告白なんか・・・・・・サッパリわからん)
より取り見取りだろうに、と円花は無言のまま夏目を凝視する。
「俺の顔がそんなに珍しいか?」
「あ、すみません・・・・・・」
つい見つめてしまい、慌てて目を逸らす。
そんな円花を見て、夏目は微笑む。
「急くつもりはないから、ゆっくり考えろ」
「は、はい」
夏目はパソコンを閉じると、ブックカバーのかけてある本を取り出す。
(やっぱり、現実か)