彼女志願!2nd

喉の調子がおかしい……

酸素が足らなくてクラクラする……



「萌……」



隣に横たわっていた穂積さんが上半身を起こし、私の首筋から腰まで、ゆっくりと指を這わせる。


そして私の腰に顔を寄せ、舌を唇で、官能的に口づけた。



「いかがでしたか? それなりに刺激的だったでしょう」

「はい……かなり」

「次の話に生かされそうですか?」



とても口には出せない痴態の限りを尽くされてしまった。


こうやって素に戻るとかなり恥ずかしくてたまらない。


うつむいたまま、首を振る。



< 14 / 117 >

この作品をシェア

pagetop