彼女志願!2nd
ベッドの上をゴロゴロと転がりながら、
「ライバル、ライバル……」
と、口にしていたのだけれど、そのうち睡魔が押し寄せてきて、気が付けば意識を失っていた。
――――……
「萌……」
誰かの手が、緩やかに私の髪を撫でる。
うつぶせになった私の肩を撫で、そしてこめかみに押し付けられる唇。
「ん……」
穂積さん……?
身じろぎすると同時に、大きな手のひらが、私のパジャマの中に滑り込み、素肌の胸の上をさらりと撫でる。