彼女志願!2nd
ん……?
なにか今、穂積さんの雰囲気が少しばかり変わったような……
――いやいや。そんなはずない。
穂積さんは仕事の鬼だもの。
「――面白いですね」
穂積さんは私の書き散らかしたプロットをテーブルの上に置く。
「ほ、本当ですか!?」
「ええ。面白いですよ。僕も凛先生が描くタブーを僕も見てみたいと思います」
にっこりと穏やかに微笑む穂積さんは、いつもの敏腕編集者の穂積さんだ。
ほら、なんともない。
「はい、ではこれで書いてみますので!」
よーし、頑張るぞー!!!!
――――……