Kiss Kiss Kiss
「携帯なんてもってなくて…
友達のを見てたんだけど……
これは便利ですね。バカにされてたんですけど
本当にこういうものが身近になくて
学校の授業で使わせてもらって感動して
次の授業が楽しみだったんです!!
それでもっと使いたくて パソコン部って
いうのに入部して オタクと呼ばれましたけど
三人くらいで頑張ってました。」

「ホント?じゃあ 俺の仕事も
手伝ってもらえるね。
マネージャーいないときとかお願いするかも。」

「ワードとかエクセルとか
初歩的なことですけど……」

「うん メール確認してもらって
スケジュール管理してもらったり
助かるな~それがけっこう面倒なんだ。
仕事がのってる時は 見たくないから・・・・。」

「私でよければ
お手伝いさせてください。
朝陽さんは母にとっての王子様で……
私にとっては神様です!!」


朝陽さんがまた顔をくしゃくしゃにして
大爆笑した。

「王子様も神様も何だか
申し訳ないな~~~そんな
立派な人間じゃないから……あんまり
空想してたら夕日ちゃんに軽蔑されるかも・・・。」

「軽蔑なんかするわけありません!!
朝陽さんは私の・・・・神様・・・なんですから!!」


一瞬 王子様って言いそうになった。
おかあさん・・・・・私ヤバいかもしれない。
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