初恋
あたしも眠気覚ましにと
牛乳を飲んで頭をさっぱりさせる。
「部活は午前中まで?
今日土曜日だし」
「ん~、2時か3時くらい?
・・・早く帰ってくんね」
「別に早く帰って来なくたって大丈夫だよ・・・
お母さん帰ってきてるし」
「え、母さん帰ってきてるの?いつ??」
「さっき。もう寝ちゃったけど」
「マジか・・・」
そんな話をしながら目玉焼きは完成してテーブルに置く。
トースターからパンを取り出して
バターを塗ってお皿にのせる。
お兄ちゃんはテレビをつけてニュースを見る。
2人で向かい合って食べながらテレビを見ていたら、
チャイムが鳴った。
「誰?」
「・・・さぁ?」
あたしとお兄ちゃんは玄関のドアを開けに行く。
そこには准くんが立っていた。
「准・・・」
「どうした、の?こんなに朝早く・・・」
「お前が心配だったんだよ・・・
上がらせてもらうぜ」
「んな事言われなくたって行くよ・・・」
准くんはお兄ちゃんの話を聞きもせず、
家の中に入って行った。
何の話をしているのか全く分からず、
准くんの背中を追いかけた。