初恋



「俺・・・女子が泣いてるときって、

どうしたらいいか分からねぇから、さ」




「ごっ、ごめんね?」




「いや、謝らなくていいんだけど・・・ただ―」




さっきまで立っていた北見くんは、

あたしの近くに腰をかける。








あたしの場所からは、

北見くんは顔を伏せていてどんな表情かは分からない。





でも、北見くんなりに女の子を傷つけまいと

一生懸命話してくれているのは分かった。







迷惑、かけちゃったな・・・






「相沢・・・最近元気なかったよな」




「え・・・?」





「何か、笑ってる顔・・・引きつってたから」












初めて言われた。











ちゃんと笑ってないって。
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