幼なじみと一途な恋愛
「すみません、携帯買いたいんですけど」
「はい、どうぞ。機種変更ですか?」
燈弥は椅子に座ると、店員さんの説明を受け始めた。
私もその隣の椅子に座る。
たまに私に質問がきて、少しだけ答えた。
けれど、私はほとんど座っていただけで、燈弥が全部やってくれた。
私はちんぷんかんぷんで、気づいたら、私の手元にiPhoneがあった。
「設定もしといたから、すぐ使える。分からないとこあったら言いな」
「ありがとう」
ダメだな、私。
燈弥がいないと、何も出来ないんだもん。