幼なじみと一途な恋愛
すると、頭の上に温かいものが乗っかって……。
「何泣いてんだよ。ゆっくり選べよ、時間あんだから」
耳のすぐ横で、燈弥の優しい声が響いた。
頭の温かいものは、燈弥の優しい手だった。
ふと燈弥の顔を見上げると、燈弥は優しく微笑んでくれたんだ。
なんでそんなに優しくしてくれるの?
私、もっと好きになっちゃうよ?
離れられなくなっちゃうよ?
「ほら、気にしないで選びな」
「うん」
なんで、燈弥は私がして欲しいことをしてくれるの?
……早く、燈弥の彼女になりたいな。
私の想いは、更に大きくなった。