君の隣で~☆星空☆続編~【完】
静かに、目を開けると


翼がはしゃいでた場所で、愛がはしゃいでた。




翼が居た場所に、愛が笑顔であたしに手を振るんだ。





「翼…………」




翼の生まれ変わりが愛………?





そんな錯覚が過ぎる位、翼と愛が重なった。





涙が溢れた………





“泣いたらだめ……!!”



“せめて……翼のいる前では………”




そう思ってるのに、ここに来ると溢れ出す





「……?まだ、流奈は翼に逢えない………翼に逢うころには、流奈おばあちゃんになってるかもしれない……」





そう呟き、愛の元へ近寄った。





眩しすぎる太陽の光が海を照らし……。


キラキラと輝いていた。




そのキラキラ輝く海を……



回りの騒がしい声にも負けない波の音を……




あたしはしっかり心の中に焼き付けた。





大きな波があたしの背中を押してくれてるような気がした。





違う………



きっと、あたしの背中を押してくれて居たのは



翼だったんだよね。





「翼……ありがとうぉ」



そう、海に居る翼に向かって………





微笑んだ………
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