君の隣で~☆星空☆続編~【完】
「また、あさってきて欲しいの」
「はい……」
「これから、どっちにしろガン細胞がどんな感じかを調べるちょっとした手術をしなくてはいけないの。進行を見るために」
「はい」
「必ず来るのよ?赤チャンの為にも」
「はい」
そう言うと、またあの優しい笑顔に戻り
「あさって待っているわ」
その言葉にあたしは頭を下げ、診察室を出た。
一気に力が抜けて、その場に倒れ込んだ―――。
白い部屋
明るい蛍光灯
病院独特の臭い
「いやっ……いやぁー!!!」
目を覚ますとベッドの上で
叫んでた
「一緒に数えるのよ!!」
「6……8…………12…………」
あたしの頭の中で繰り返す恐怖のあの日がぐるぐる回る――――
ーーーーーーーーーー
「……めて……殺さないでーー!!」
あたしは点滴を取って叫んでた。
「どうしたのっ!!!」
カーテンが凄い勢いで開き
看護婦サンがあたしを驚いた顔をして見た
「殺さないでよ!!殺さないで!!!」
看護婦サンに捕まり体を揺すっていた。
点滴の針を抜いた腕から
流れてる血が看護婦サンの白衣に付く……
「何やってるのよ!!しっかりしなさい!!!」
あたしの腕を掴みながら血を止めた。
「赤チャン……殺さないでよ………」
ベッドにもたれ掛かりあたしは泣きじゃくった
まだ19歳のあたしは
現実の全てを1人で受け入れる事が出来なかった――
どうして――?
なんであたしだけ……
次から次へとあたしに迫る現実を怨んだ―――
怨んでも何も変わらない現実を―――
もう限界だったんだ。
「はい……」
「これから、どっちにしろガン細胞がどんな感じかを調べるちょっとした手術をしなくてはいけないの。進行を見るために」
「はい」
「必ず来るのよ?赤チャンの為にも」
「はい」
そう言うと、またあの優しい笑顔に戻り
「あさって待っているわ」
その言葉にあたしは頭を下げ、診察室を出た。
一気に力が抜けて、その場に倒れ込んだ―――。
白い部屋
明るい蛍光灯
病院独特の臭い
「いやっ……いやぁー!!!」
目を覚ますとベッドの上で
叫んでた
「一緒に数えるのよ!!」
「6……8…………12…………」
あたしの頭の中で繰り返す恐怖のあの日がぐるぐる回る――――
ーーーーーーーーーー
「……めて……殺さないでーー!!」
あたしは点滴を取って叫んでた。
「どうしたのっ!!!」
カーテンが凄い勢いで開き
看護婦サンがあたしを驚いた顔をして見た
「殺さないでよ!!殺さないで!!!」
看護婦サンに捕まり体を揺すっていた。
点滴の針を抜いた腕から
流れてる血が看護婦サンの白衣に付く……
「何やってるのよ!!しっかりしなさい!!!」
あたしの腕を掴みながら血を止めた。
「赤チャン……殺さないでよ………」
ベッドにもたれ掛かりあたしは泣きじゃくった
まだ19歳のあたしは
現実の全てを1人で受け入れる事が出来なかった――
どうして――?
なんであたしだけ……
次から次へとあたしに迫る現実を怨んだ―――
怨んでも何も変わらない現実を―――
もう限界だったんだ。