囚われた、あなたの腕の下。

その言葉に、あたしはただ動けず、透に隙を与えた。


「抵抗しないんだ。面白くないな……」


ワンピースの、肩紐に手がかかる。

フッと鏡を見たら、今にも貪られそうなあたし。


「い、いやぁ!」


その姿に、驚き声をあげる。
まだどこか、夢心地だったのかもしれない。


これは、紛れも無い……現実。


「さ、触らないで!いやぁ……ここから、出して!帰る!家に帰るっ!!」


すると、頭はいきなりパニックを引き起こす。


「あはは……無理だよ、愛理。君に帰る場所なんてもうないよ?」

「それでも、それでも、ココはいやぁ!やだぁ……どいてぇ!!」
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