囚われた、あなたの腕の下。
「何?」


あたしの身体から、少し起き上がり、透は奥の扉を見た。


『透……』


その声は、紛れも無く……アラタ君だった。


『入るよ?』


アラタ君がそう言うと、透は返事もせず、あたしの服を戻した。

少し、ホッとする。


「何?」


透はもう一度同じ質問をする。

アラタ君は、足をコチラに進め、近付いてきた。


「警察が来た」


その言葉に、あたしはすぐに自分の事だと感づいた。


「会社で、騒ぎになっててさ……愛理さんの友人が、心配して部屋に来たんだ。俺も話しだけは、合わせてきた」

「話し?」
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