囚われた、あなたの腕の下。
「はぁ……うっ!」
「馬鹿なの?これ以上、透の手も俺の手も煩わせるのやめてくんない?ただでさえ、リスク背負ってんのにさ」
アラタ君から、冷たい視線と、酷い言葉。
「なら、こんな所から出してよ!今なら、警察にも言わない!内緒にします!……だから、出して……」
泣くのは、嫌だ……負けた気がして、悔しい。
だけど、あたしの気持ちとは裏腹に、目からは雫がポロポロと零れた。
「愛理、俺はね……最後のチャンスをあげたんだよ?」
ヒタヒタと、透の足音が近付いてくる。
「チャンス?」
「そう。公園で聞いたよね?『最後に聞いてもいい?やり直す気はない?』って」