あなたのギャップにやられています

誰になにを言われたとしても、自分は自分にできる仕事をしているからなんてずっと思ってきたけど、本当は自信がなくてオドオドしているのは私自身だ。

だから、『給料泥棒』と言われて一発で落ち込み、雅斗をはじめ、才能ある人に嫉妬している。


それに比べて百合ちゃんは、ちゃんと自分のことが理解できている気がするのだ。
他人に自分がどう見られているのかも含めて全部。

それでも堂々としているのは、自分に自信があるからだ、きっと。


「あースッキリした」

「百合ちゃん」

「なに?」

「トイレはさー」

「あー、男よ。まだ切ってないし」


そう言いながら自分の股間を指差す百合ちゃんに完敗だ。


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