あなたのギャップにやられています
私だってわかんないよ。
これでも頑張ってきたつもりだもん。
給料分働いてきたつもり……。
そんなことを考えると、涙がポロポロ溢れてきた。
「冴子……」
「私だって悔しいもん。
でもデザインできないのは事実なの。
会社がいらないというのなら、そうするしかない」
くそゴリラのせいでこんな事態になってしまったのは否めない。
だけど、雅斗とは違って能力を買われて雇われた訳じゃない私には、今でなかったとしても、いつかこういう日が訪れるのだ。
それが雇われの会社員ってものだ。
地方に飛ばされなかっただけありがたいんだ。
「お願い、雅斗。
私、雅斗の絵が好きなの。
あなたまでデザイン部をはずされるようなことがあったら私、もう立ち直れない」