あなたのギャップにやられています

その週は、あっという間に過ぎた。
雅斗はあれきり、イギリスの話を口にしない。
私は、今は時間が必要なのかもしれないと、聞くのを止めた。


雅斗は相変わらず残業で、私は彼の帰りを待つようになった。
微妙なご飯を一応準備して。

それでも、雅斗に教えてもらったお味噌汁は、自分でもうまくできるようになったと思う。

肉が多かった私も、味噌汁の美味しさに気がついたからか、はたまた雅斗にいつも注意されるからか、いつの間にかヘルシーな和食や野菜もたくさん食べるようになっている。

自分で作ったものは、他人が作ったものより美味しく感じるって効果もあるのだろう。
それって、小学生みたいだけれど。


雅斗は相変わらずベッドで私にちょっかいをかけてくるけれど、頑なに拒否した。
くたくたのくせに、違うことにその力を使いなさいよ!

「あー、まだ週1じゃん」なんて言いつつも、すぐに眠りにつく雅斗を見て、拒否してよかったなんて思う。

ホントに壊れるよ、あなた。

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