あなたのギャップにやられています
「仕事で疲れてるのに、家でも絵を描くなんて、ヘトヘトだよね」
「バカだな。仕事とは全然別だよ。体は疲れても、すごく爽快な気分なんだ」
そう言いながら立ち上がった彼を見て、私は慌てて洋服を引き寄せた。
危ないよ、この展開。
「冴子、最近わかってきたね」
「わっ」
一気に近づいて私にキスをしようとする彼から逃れようとして、手に持っていた洋服を落としてしまう。
「隙あり!」
「ちょっと、反則!」
「裸の冴子の方が反則だし」
訳のわからない理由で、あっという間に私を捕まえた雅斗は、そのままソファに私を押し付けて深いキスをする。
「こんなに発情するのは、冴子だからだよ?」
「な、なに言ってるのよ」
その言葉が反則よ!
私だからって……そんなことを言われたら、胸がキュンとしてしまう。
そうして私は、結局食べられてしまった。