あなたのギャップにやられています

「仕事で疲れてるのに、家でも絵を描くなんて、ヘトヘトだよね」

「バカだな。仕事とは全然別だよ。体は疲れても、すごく爽快な気分なんだ」


そう言いながら立ち上がった彼を見て、私は慌てて洋服を引き寄せた。
危ないよ、この展開。


「冴子、最近わかってきたね」

「わっ」


一気に近づいて私にキスをしようとする彼から逃れようとして、手に持っていた洋服を落としてしまう。


「隙あり!」

「ちょっと、反則!」

「裸の冴子の方が反則だし」


訳のわからない理由で、あっという間に私を捕まえた雅斗は、そのままソファに私を押し付けて深いキスをする。


「こんなに発情するのは、冴子だからだよ?」

「な、なに言ってるのよ」


その言葉が反則よ!
私だからって……そんなことを言われたら、胸がキュンとしてしまう。

そうして私は、結局食べられてしまった。

< 526 / 672 >

この作品をシェア

pagetop